教員免許更新講習 修了認定試験 結果

教員免許更新講習 修了認定試験の成績が自宅に届きました。
必修「教育の最新事情」
選択「スクールカウンセリング」
  「環境教育の実践」
  「情報社会に対応した学校教育」
いずれもA○だったので、修了証が発行されました。

これを免許管理者である教育委員会に届け出れば、免許更新手続きが完了します。

認定試験成績 


免許が失効して、無免許で登壇している教師がいて問題になっている昨今ですが、
晴れて免許更新ができるようになったので、免許更新制度の方をきっぱり批判させていただきます。


自民党政権でやることになったこの免許更新講習。
背景があってこそですが、要するに意味があるのかないのかです。
私はこの免許更新制度が、教員資質の適正を保つことには、ほとんど意味をなしていないと考えます。
講習内容と試験が、資質の適正を保障できるものでないというのが一番の理由です。
大学の講習内容が悪いわけではありません。
ですが、諸処の実情からの妥協点で行われている感は否めませんし、現場で必要とされる資質を試験で問うことには限界があります。
妥協点があると考えるのは、
教員の業務ストレスが一般企業と異なっている部分は「仕事量」だそうで、現状の業務をこなしながら30時間の更新講習を受けるということ、試験をパスすることが、さらに負担となってしまっているため、試験の通過率を低く設定することになるという点。
業務ストレスが資質・能力向上へ悪影響を与えることに疑いはないと思います。
仕事量が一般企業よりも多いかどうかは一概に言えませんが、職場のメンタルヘルスで株式会社ウェルリンクがもってきた資料の中では、上記のような結果がデータで示されていました。

認定試験は正答率が6割で合格です。
選択講習においては1講座あたり8コマ分で8問しかありません。
すなわち8問中5問正解すれば合格です。
これだけ聞くと妥当な気もしますが、試験内容はいずれも4択問題で、私の感覚では8問中5問以上はクリティカルに考えれば答えが分かるものです。
「・・・な場合は絶対〜しなければならない」など、極端な表現のものなど消去法で正答を見つけられるということです。
私は勉強していきましたが、「これなら全く勉強しなくても、合格はほぼ間違いないな」というレベルでした。

では、ぬるい試験をもっと難しくしたらいいという声が出てきてもおかしくありません。
ですが、上記の実情もあり、それで実施したら本来「現場で十分適正な資質で指導にあたっている先生」が免許失効になることは、高い確率でおこりえると感じます。

教員免許更新講習は、決められた年齢の時に、2年間の内に更新することとなっています。
私は昨年から対象だったのですが、昨年は校務に追われ、講習どころではありませんでした。
(今年は「校務どころではなく」更新講習受けないといけなかったわけで、本末転倒ですが)
私の教師としての資質がどうかは自分では何とも言えませんが、誠意をもって日々仕事しています。でも、この免許更新はギリギリセーフというところで、心的には相当な負担でした。

大学へ集中講義を受けにいける余裕があればよかったですが、業務上他の予定もたくさん入っていますし、先着にもれれば受講できません。
仕方なく放送大学での受講を選択しました。
夏期休業中の大学での受講は、職務専念義務免除の対象となりますが、放送大学は対象になりません。
したがって、私は年休をいただいて、受講することになりました。


教員が研鑽を怠り、資質の適正を欠いた状態で教壇に立つ事があってはならないということは、私ももちろんそう思っています。
教員免許更新制度が意味をなしていないことを批判しているからといって、不適格教員が教鞭をふるっていいとは一言も申し上げていません。
教員免許更新講習を修了したからといって、不適格教員が教鞭をふるわなくなるという筋書きが成り立っていないことを批判しました。


話を少し変えます。
教員自身が3万円を払い、更新講習を受けます。
教員の自腹で全てがまかなえていて、税金を一切使っていないからいいという理屈なのかもしれませんが、費用対効果にも大きな問題があるでしょう。

そもそも、企業が研修で資質・能力の向上を図っていることと同様に、教員も研修を行っています。年次研修は悉皆であり、教員免許更新制度の意図は十分に包括しています。
私自身、今年の夏は免許更新講習と10年次研修の両方がありましたが、年次研修はとても充実しており、これからのキャリアステージとして自らをふりかえり高めることにつながったと実感しています。
一方、免許更新講習は、これまでに自身が研修から得てきたことの「確認」になった点で、意味があったと感じていますし勉強になることもありましたが、教員資質の適正化へのベクトルには何ら針はふれないように感じました。


さらに、現場では自己観察書という評価制度がすでにあり、管理職と面談のもと、自らの資質・能力向上に対して年度における重点項目を決めていくことができます。
各学校、あるいは自治体においてどの程度これを活用できているかは分かりませんが、私はこの仕組が一番、理にかなっていると考えます。
(管理職が不適格教員であったら機能しないでしょうが^^;)


教員の資質・能力の適正化、向上への取り組みは、実をともなっていける仕組が、それこそ10年前よりもはるかに整備されています。
教員免許更新制度はやはり廃止して、実効力のあるものを充実させていくことがよいと考えます。
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    コメント
    私も今、放送大学の免許講習を受けています。
    こんなもので、教師の資質など図れるはずがありません。仕方なく受験ですね。もっと行員の資質を高める方法はあると思います。
    • 千葉ちゃん
    • 2015/08/14 3:11 PM
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