フラットデザインは定着するか

windows8などで取り入れられ、iOS7のアイコンに採用されることですっかり一般的に知れ渡った「フラットデザイン」。
これまでのリッチさを追求したデザインからの一新で賛否が分かれています。

私は、フラットデザインが「反リッチ」=「貧相」という視点とは別で、定着しないのではないかと考えています。

定着しないと考える一番の理由は
フラットデザインは、1つのコンセプトのもとに機能するものである
と考えていることによります。


このことに言及していきたいわけですが、他の定着しないと考える理由も先に挙げておきます。

・フラットデザインができるのは、専門的な知識のあるプロのデザイナーだけ。
・フラットデザインと、ユニバーサルデザインはちがう。


さて、フラットデザインとは何でしょう。
上述したリッチデザインの反義語というだけでなく、
余計な装飾を省き、実物を2次元化して、ユーザーに機能を判別しやすくしたデザイン
などと表現することができるのかもしれません。
フラットデザインは、そのどちらにも該当しているものが望ましいのでしょうが、単に平べったくなったものを指していることもあります。実物の2次元化ではなくテキストを使うこともありますね。

私がデザインした横浜市立本郷台小学校のHPも、まあフラットデザインに分類できるかもしれませんね。
挙動はAjax制御ですが、見た目は判別しやすいように、無駄な装飾がありません。
横浜市立本郷台小学校HP


プロにしかできないと言っておきながら、素人の私がデザインしているわけですが、それは1つのコンセプト上でのみ制作されているからです。台小HPのデザインは私しかしないからです。
(もちろん、素人の私がデザインしてますから、貧相なフラットデザインとも言えるでしょうが^^;)


このように、もともとフラットデザインは、至る所にありました。
ガラケーなどの多くもフラットデザインと言えます。
クリエイターが、ユーザビリティーを考え抜いて、デザインしたものです。
しかもそれが、排他的な空間であるからうまく機能しているのです。


iOSにしてもAndroidにしても、アプリ制作者が何万人といます。
カメラアプリを例にとってみましょう。
極限まで無駄な装飾をなくし、カメラの形をデザインにとりいれたとして、他のカメラアプリとどう差別化できるでしょうか。
これは、本当にプロのデザイナーでなくては、「意味があり、自身のアプリであることをユーザーに判別しやすくする」ということをやってのけるのは困難です。
また、ユーザーにとってみれば、似たようなアイコンがいくつもあることになり、リッチデザインよりもむしろ判別がしにくくなります。
緑の三角形が再生ボタン、赤の丸が録画ボタンのように、誰もが分かるユニーバーサルデザインとは違います。
クリエイターにしてみれば、どうしても差別化が必要であり、共通化だけでは実現しないのです。
フラットデザイン例

ユーザビリティを意識してデザインされるフラットデザインと、類似のアプリが乱立するスマホのアプリアイコンは、あまり相性がよろしくない、そう考える次第です。
0

    コメント
    コメントする








       
    この記事のトラックバックURL
    トラックバック

    小学生発!Pray for Japan

    search this site.

    profile

    selected entries

    categories

    archives

    recent comment

    recent trackback

    Twitter

    ブクログ

    links

    recommend

    others

    mobile

    qrcode