学級だよりでは語れないこと

 

学校HPでは語れないこと。

個人名を出すことは、まずできません。

「個人情報」にすっかり過敏になってしまった今の世の中では、個人名を出すのはかなりハードルが高いものです。

 

名前が出たところで、どのような危険があるのかというのは、これまた先日記事の「合理性」に任せます。

表彰など、名誉にかかわることで個人名が出ることに、ほとんど問題はありません。

学校HPがメディアとしての信頼度を確立できていないことが一つですね。

テレビとか新聞に載りますっていったら、喜んで承諾しますものね。

 

 

さて、ではぐっと範囲を狭めて、しかも媒体も紙に限定して。

クラスの保護者の手にしか渡らない学級だよりで語れないことってあるでしょうか。

 

これが、ありまくりだと思っているんです。

子どもの問題行動について、どのように話を聞いたかとか、どんな方針で指導をしていくかといったこと。

あるいは、その年齢でありがちな問題について、どのように対処したらよいか。

そういったことについて学校は「誤解を招く」とか、「余計な心配をかける」といった理由でまず出すことができません。

 

以前にも書いたかもしれませんが、私は我が子を通わせている保育園からいただくお便りが大好きです。

連絡帳じゃないですよ。園だより。

園だよりにも、「今、こういうことが起きています。」「こういうことに困っています。」「こんなときは、こうしていきましょう。」とはっきりと書かれています。

いろいろな保護者がいるでしょうから、受け取り方はいろいろで、これに怒る人もいるとは思います。

私は、このお便りからも、園への信頼度がぐっと増していくんです。

 

保身なし。いつも裏表なし。本当に誠意があります。

個人名でだれだれの行動が困っているなんて書きません。そういうのは必要ありません。

だって、どの子にもめぐりめぐって当てはまることがおおいにあるのだから。

 

誤解はない方がいいでしょうけれど、誤解を恐れて伝えるべきことを共有せずに、「学校・家庭が協力していきましょう」とどうして言えますでしょうか。

 

子どもの課題について、字は残るからダメ、口頭でという方針には、私はどうしても納得がいきません。

指導は誠心誠意。

口頭だって、ずっと心に残ってしまうようなものはありますよ。(むしろ証拠を残さない分、タチが悪いんじゃ・・・)

0

    学校広報研究会2011セミナー in名古屋

     2月19日、学校広報研究会2011セミナー in 名古屋に参加してきました。

    というか、発表とパネルディスカッションのパネラーとして登壇しました。

    午後の「愛される学校づくり研究会」とセットであったこともあり、会場は満員御礼。
    100名を超す参加者。そして4割くらいが管理職や教育委員会の方。
    今回は管理職向けになるかなと想定していましたし、そのつもりでプレゼンもつくりました。

    私の発表題は
    「見える! 分かる! だから学校が変わる!
    〜組織的広報は、学校の内と外とを開く魔法の鍵〜」
    というもの。
    学会発表ではないので、結構くだけていますし、キャッチーな題になっています。
    学校ホームページに関するセミナーでしたから、外部広報の話が多いのですが、今回の私は内部広報の話にウエイトをおきました。

    私の口から語りましたが、前任校の校長先生に与えていただいた視点だと感じております。

    資料の公開は、未定です。
    理由は、
    ・当日の参加費があったこと
    ・フォーマルに作成していないこと
    です。


    さて、1日通しての感想としては、
    「学校広報×学校評価×学校経営」
    が見事に融合した、非常におもしろいセミナーでした。
    それぞれの課題を抱えた方達が集まったからこそ、あんなにも盛り上がったのだと思います。
    発表者として、参加者に何かしら土産になるものをと思っていましたが、
    私自身がたくさんのお土産をいただきました。

    学校広報研究会としては、次回8月6日あたりの開催をめざしています。

    0

      Twitter学校アカウントの現状と展望

      勤務校のHPをようやくリニューアル着手しました。
      ある程度コンテンツを整えてからリニューアルすべきなのですが、それには莫大な時間がかかってしまいメドがたたないこと、また、それまでの期間でもトップページの体裁の悪さを無視していられないことなどから、「とりあえずトピックスのみから」と方針を決め、HP上で告知した上でスタートしました。


      トップページにはTwitterパーツを埋め込みました。
      主に更新情報をすばやく発信することが目的です。
      横浜市立の学校HPは非CGI環境のため、ブログなどのようなダイナミックパブリッシングはできないので、更新情報でさえ自分で用意しなくてはならず、これを素人が管理発信していくのは非常に困難です。

      私の開発したブログシステムでもRSSは出力できますが、あくまでも1ブログのRSSになってしまうため、サイト全体の更新情報には他のツールを使わざるを得ません。

      私のオーサリング環境はDreamweaverで、有償のプラグインによってRSSを出力できますが、これは公費で出ませんし実際問題としては好ましくありません。
      また、RSS出力にしても、まだサイトの中身は古いものですからひどいカタチで出力されるにちがいありません。
      もちろん、軌道にのってきたらRSSをきちんと配信しようと考えていますが、Twitterは数秒で更新した分の発信をできますから重宝します。
      あわよくばTwitterのRSSを、そのまま学校HPのRSSにしてしまえという考えもあります。


      現状としては、更新情報の発信のみしかできません。
      もちろん、ちょっとした投げかけなどをすることもありますが、これはオフィシャルな発言であるならばTwitterよりHPから発信することの方がふさわしいと考えます。


      今後の展望としては、
      ・校外学習の速報として利用
      ・HPの内容に限定して、双方向コミュニケーション
      でしょうか。

      先述の通り、一般的なブログなどが使えないので、外部からの更新は一切できません。
      宿泊学習などの様子を伝えるには、学校に待機組がいて、送られてくる情報を加工してアップロードするという甚大なコストをかける必要がでてきます。これは前任校で経験済みの話ですが、機能させるには日頃から組織的に学校広報に取り組んでいなくてはできるものではありません。(でなければ日常業務に支障をきたしてしまう)

      後者のコミュニケーション内容の限定は、すなわち私のおかれる立場でやりとりできる内容に限定されるという意味ですね。
      DMは学校公式メールアドレスに届くようにしておけば、他の問い合わせをつなぐこともできるでしょうが、そもそも140文字のベタ打ちで重要な問い合わせは避けてほしいものです。


      もちろん、今後勤務校でも学校広報の組織化を図っていきますが、
      突貫工事にならないよう、基礎工事をじっくりやっていきます。
      また、学校HPをほとんどメディアとして利用してきていませんでしたから、ネットメディアに不安を感じる保護者の方もけっこういらっしゃることと思います。そういった意味でも、いきなりアレもこれもバンバン発信というつもりはないのです。
      紙媒体では伝えることのできない(不向きな)地味でベタな日常の学校を発信していき、学校の透明性を図っていきます。同時にゆっくり着実に広報媒体として学校HPを信頼していただけるようにします。


      以上のような事情や考えから、保護者に「HP始めました」とは告知するでしょうが、「Twitter始めました」とは告知しないでしょう。また、Twitterの利用を促すこともしません。


      なお余談ですが、子ども達にもSNSのようなネットコミュニケーションについて教えていく必要を感じておりますが、Twitterのキッズアカウントを作るということは考えていません。
      まずは、学校HPからパブリックな情報発信ができるよう計画を進めます。


      JUGEMテーマ:教育 JUGEMテーマ:twitter
      0

        学校広報研究会を開催します!

        学校広報研究会を開催します。

        主催:J-team
        主催者:町田智雄

        開催都市:横浜
        (本郷台という駅にある、リリスという施設の会議室)
        横浜市栄区民文化センター

        開催日時:8月15日(日)13時〜17時
        参加募集人数:15名程度(多ければ隣の会議室も借りて最大30名)
        参加資格:学校HPに関心のある方ならどなたでも

        研究会の形式:
        • 学校HPに携わっていらっしゃる方は、ご自分の実践などを1本発表していただきます。
        • 他の立場の方には、お立場によって発表に対する指定討論者としてお願いさせていただきます。
        • 発表人数などの様子によって、余裕があればワークショップなどをいれるかもしれません。


        内容:
        • 学校広報理論(これは管理職参加があれば)
        • 組織的学校広報の体制構築(CMS含めて)
        • 地域運営学校の説得・協働段階における学校広報戦略
        • 子どもブログ活動の実際と今後の展望
        • 技術的情報交換(ニーズがあれば)
        • 学校HPのたたきあい(お互いの学校HPを見合い改善点を出し合う)

        参加していただきたい方:
        • 学校HP担当者
        • 教育委員会事務局の方(指導主事や行政職の方)
        • 学校管理職の方(校長,副校長,主幹)
        • 保護者の方
        • 学校の教育支援をしているような地域の方
        • webデザイナーさん
        • これから教員をめざす大学生

        むずかしいことばかりを話す研究会ではありません。
        日々の学校HP更新に悩まれている方がほとんどです。
        さまざまな悩みや情報を共有していくことによって、それぞれが円滑に楽しく学校HPを運用していき、その学校や子どもたち、地域を明るくしていこうという前向きな研究会です。

        今回の参加者には、
        J-KIDS大賞において大賞を受賞した学校の先生や、大臣賞を受賞した学校の先生も入っています。なかなか話す機会もないでしょうから、横浜や東京など近辺の方はどうぞごのチャンスをお見逃しなく。

        アジェンダができあがりしだい、特設ページをつくる予定ですが、
        参加の申し込みは、私宛にメールでお願いします。
        参加の意思表明だけならば、Twitterからでも構いません。

        メールは
        public☆tomosen.net
        (☆をあっとまーくにかえてくださいね)
        件名を、学校広報研究会参加希望としてください。

        JUGEMテーマ:教育
         
        0

          記述様式を整えること

           学校だよりや学級だよりなどでも、日々の教育活動に対する広報はおこなっていますが、
          たとえば大単元のねらいを説明したり、行事などで、保護者の方に具体的に関わってもらう時には、より詳細な広報が必要になってきます。

          教員負担が大きいのは確かなのでしょうが、
          先日の行事では、いわゆる指導案の保護者向けを冊子にして出しました。
          数年前から取り組んでいることです。

          これは「フェスティバル」という名前がついている行事への反省と改善取り組みといえます。

          「ゆとり教育の悪玉として取り上げられる総合的な学習の時間だけど、ほんとに無意味よね」なんて言わせない、子ども達の問題解決学習の重要さを示すのだ。
          さらに、
          子ども達にとって、行事の当日は、遊ぶ日ではなく学ぶ日なのだと。
          そして、その学びを手伝ってほしいと。

          それらを説明するための冊子なわけです。


          私は、校内の研究推進委員長であるので、冊子のとりまとめを担当しました。
          もちろん、全クラスの指導案に朱入れをしましたが、私がこだわったのは、「記述様式の統一」です。

          一般企業に勤めている方が聞いたら笑っちゃうかもしれません。
          でも、ここは学校の弱いところなのです。
          基本的なプロットは守られていても、フォントが違う、アイキャッチが違う、概念図の描き方が違う・・・悲しいですが現実。
          教員同士の研究発表大会などでは別にいいんです。
          私が「個人プレーでがんばったのね。」「脆弱な組織なのね。」と思うだけですから。

          保護者向けではわけが違います。

          教育の高尚さを訴えるものでも
          学校の権威を誇示するものでも
          教師の独善を発表するものでも
          どれでもありません。


          今回は、本当に「見た目」の統一で精一杯でした。
          記述様式の統一と言えば、本来は使用する語句についても決め事をしていかなくてはならないでしょうけれど、まだまだ啓発と練習が必要。

          自分のことでいっぱいいっぱいだったこともありますが、私も反省大です。
          もっと明確なフォーマットを用意し、ていねいな説明をすべきでした。
          0

            学校広報とPTA広報

            「PTA広報は学校広報とは違う」
            というTwitter発言をうけ、少し考えてみます。

            広報すなわちPublic Relations(略称:PR)は、Wikipediaによれば、
            個人ないし国家や企業その他の組織体で、持続的または、長期的な基礎に立って、自身に対して公的な信頼と理解を獲得しようとする活動のこと。
            とあります。

            学校広報は、学校とステークホルダとの信頼関係構築のために、学校の教育活動を中心とした経営方針、目的、意義および日常の活動の様子、成果などを情報発信していくものです。

            相手はステークホルダ、すなわち利害関係者。外部的には保護者であり、地域の方であり、内部的には教育委員会であり教職員であり。さらに教育研究者や転校予定の保護者など潜在的な利害関係者が対象となります。


            それに対してPTA広報は、PTA活動の広報であるから、学校教育を円滑に進めるための連携・後援活動、あるいは子どもたちの利益となる活動が、確かに価値を実現していることを伝えたり、ひいては直接的にPTA活動への理解と協力、参加を得られることを目的としたりしているのではないかと考えられます。

            ここで敢えて批判するならば、
            学校広報がしっかりしてないからなのか、PTA広報は学校広報の請負のようになって、やもすれば新聞係になりさがってしまうのではないかと懸念されます。
            例えば、PTA委員になりたくないと思っている人に
            「PTA活動は、やってみると学校の中がよく見えて、自分にも還元されることがたくさんある」なんてことを、委員選出の段階で言葉だけで言ってもなんの説得力もありません。

            PTA広報で
            「自分たちと同じ立場の親が」
            「こんなにもよい思いや視点をもって」
            「こんなにも生き生きと目的を実現させている」
            という姿を見せることができたら、
            PTA広報の目的を果たしたと言えるのではないでしょうか?

            したがって、PTA広報は必ず、保護者の立場から見た学校や子どもの様子,そしてそれに対する説明や感想・願いなどが語られなければならない、と私は考えるわけです。
            「PTAのTはTeacherなんだから」という、よくわからないことを言う人もいますが(保護者に、ではなく教員の中に)、だからの次が何にもないんですよ。主体はあくまでも保護者なんです。

            学校側としてみれば、いつも支えていただいているPTA組織なので、「もっと理解者を増やしてほしい」なんて甘えたこと言う気など毛頭ありませんが、PTAの方にとって、「保護者の協力がなかなか得られない」「不平等感がある」といった問題と感じている部分の解決の手がかりの一つは、PTA広報にあると考えられますかね。

            いかがでしょう。
            0

              学校ホームページ、コンサルします

               学校として、組織として本気で学校ホームページを活用していこうと考えていらっしゃる方、どうやって展開していくか、相談にのります。

              横浜市立学校であれば、現地校でコンサル+講習などもいたします。

              といっても例えば直近でいえば今週の火曜日とか水曜日とか・・・。

              あとは、8月15日〜8月20日の間ですね。

              遠くの地の場合は、メールなどでご連絡ください。
              現地へは行けないと思いますが^^;
              0

                管理職のための学校ホームページ戦略

                念のため申し上げておきますと、私、別に回し者ではないです。


                8月8日、学校広報研究会、


                管理職のための学校ホームページ戦略

                〜学校のお荷物を切り札に〜


                というセミナーが開催されます。


                8月7日のセッションの方は、どちらかというとエッジな部分の話になるのではないかと思われますが、8日のセミナーは、まさにこれから学校ホームページをがんばっていこうと考えていらっしゃる管理職の方や情報担当の方のためのものです。


                学校教育法第43条に明文化されたこともあり、管理職レベルでは積極的学校広報への意識は高まってきているところです。こういったセミナーはそうそうないので、またとないチャンスだと思っております。


                私も参加させていただきますが、関心をもたれた方はぜひぜひご参加ください。

                申し込み方法は、i-learn.jp内の案内ページより、パンフレットをダウンロードし、Faxとなっております。

                0

                  学校広報研究会に向けて

                  8月7日(金)に工学院大学にて学校広報研究会が開かれます。
                  その中で、私は

                  「発達段階を踏まえたクラスコンテンツの展開方策
                   〜広報の意識をもった発信にいたるまで〜」

                  という題で発表します。

                  興味のある方は、ぜひいらしてください。

                  申し込みは
                  よりどうぞ。

                  できなければ、私宛にメールしてみてください。


                  ちなみに、今回はA4で2ページ分ということもあり、展開方策のベースとなる部分までしか書けませんでした。具体的な方法論については、当日少し紹介します。また、そこである程度たたいていただくことで、より視点をもって検証していけると思っております。

                  ゆくゆくは、また日本教育工学会の方で発表したいと思っています。
                  0

                    | 1/1PAGES |

                    小学生発!Pray for Japan

                    search this site.

                    profile

                    selected entries

                    categories

                    archives

                    recent comment

                    recent trackback

                    Twitter

                    ブクログ

                    facebook

                    links

                    recommend

                    教育×破壊的イノベーション 教育現場を抜本的に変革する
                    教育×破壊的イノベーション 教育現場を抜本的に変革する (JUGEMレビュー »)
                    クレイトン・クリステンセン,マイケル・ホーン,カーティス・ジョンソン

                    others

                    mobile

                    qrcode